顔面神経麻痺
顔面神経麻痺の治療に鍼灸治療がとても有効です。
突然起こる顔面神経麻痺。
病院で診断されると治療は副腎皮質ステロイドや抗ウイルス剤の点滴、星状神経節ブロックなどを行い改善されなければ、血流改善剤、ビタミン剤や神経賦活剤などの薬が処方されます。
もちろん西洋医学の初期治療は有効ですが、実際にはまだ特効薬はなく、時間が経てば経つほど、治りにくくなり後遺症が残ります。そして、西洋医学だけでは改善しない症例が多数あります。
西洋医学だけでなく東洋医学に基いた鍼灸治療を行うことで顔面神経麻痺の早期改善が期待できます。
この症状は顔面神経麻痺の危険サインです
麻痺側の口角が垂れ下がる
食べ物や飲み物がこぼれる
麻痺側の目が完全に閉じれず、涙がでにくい
麻痺側の鼻周辺のシワがなくなる
食べ物の味がわかりにくい
パピプペポなどの発音ができない
聴覚過敏になる
なぜ起こるのか?
顔面麻痺になる原因のほとんどは、まだ完全に解明されていませんが、有力な説はいくつかあり、その原因によって麻痺の種類も違ってきます。
ベル麻痺
ほとんどの顔面神経麻痺(約70%)は、この種類の麻痺になります。
この麻痺の特徴としては突然発症して、多くが原因不明ですが、男女の差はなく、単純ヘルペスウイルスの関与、顔面から送られる栄養血管に問題が生じて浮腫が起こる、寒冷刺激による循環障害、ストレスによる自律神経障害などが挙げられます。
ラムゼイ・ハント症候群
帯状疱疹のウイルスが、何かの原因によって、顔面神経に付着して発症した状態です。耳の激しい痛み、水泡、聴神経が侵されると難聴になります。ベル麻痺に次いで多い疾患です。また、ベル麻痺に比べ改善に時間がかかる厄介でもあります。
外傷性による麻痺
交通事故や他の事故などで頭蓋骨・顔面部を強打や骨折した際に起こる疾患です。
その他の麻痺
腫瘍によるもの、先天性によるもの、手術の後遺症、中枢性(脳神経)からの麻痺等。
治療方針
顔面神経麻痺と診断された場合は、出来るだけ早い段階で鍼灸治療を開始することが望ましいです。
時間の経過とともに、それだけ治療に要する期間が増えてしまいます。
ただし、顔面神経麻痺と診断されたら筋肉をやみくもに揉んだり、マッサージをしてはいけません。
当院ではツボを的確に捉えた鍼灸治療はもちろんのこと、顔面神経と関係が深い頚椎の問題(ゆがみ)を改善することで早期改善を目指します。
治療に要する期間は、顔面神経の痛んでいる部位や浮腫、損傷の度合いによって異なりますが、軽度の場合は2週間程で後遺症もなく治ります。
人によっては顔面神経麻痺の後遺症が残ることもありますので出来るだけ早い段階で鍼灸治療を始めることをおすすめします
▼ 医師が驚かれるほど効果が期待できる治療です。
東洋医学をベースに現代医学(神経支配、神経の走行、目的の筋肉に適切な)のアプローチ治療をしていきます。
治療後には顔の血流が改善し、顔が動かしやすいなどを感じていただけると思います。
お悩みの方は是非、当院で治療を受けてみてください。